「東京ドーム55個分」筑波大はどんなところか
来年4月から、悠仁さんは筑波大学キャンパスでの学生生活が始まる。ここは258ヘクタール、東京ドーム55個分もあるといわれる広大な敷地である。
クラスの移動だけでも大変なようだ。新潮(12月26日号)で、総合学域群の1年生男子は、
「他の学類の授業を受けようとすると、お互いの研究棟が遠い。学内には循環バスが走っていますが、利用者が多くて時間通りに来ないことが多く、満員で乗れない場合もあります。バスのせいで授業に遅れても、遅刻扱いになってしまうのです」と話している。
そのため多くの学生たちは校内を自転車に乗って移動するようだが、キャンパス内の道路が起伏だらけで大変だそうだ。その上、勉強も相当忙しいようだ。悠仁さんの先輩になる生物学類3年の女子生徒はこう話している。
「1年目は基礎生物学実験が金曜の4~6限にまたがっていて、レポートも書かなければならないのでハードでした。進捗次第では、実験は18時以降に延びることもありました。2~3年次は実験に加えて、下田の臨界実験センターで1週間泊りがけの実習があります。3年の終わりまでに4年次の必修以外の単位を取っておき、4年は卒業研究に集中することになります」
警備の動線も東京→埼玉→千葉→茨城まで…
私は学生時代、大学は遊びに行くものだと考えていたが、そうはいかないようだ。
だが、そうなると心配になるのが警備の問題である。
新潮によると、赤坂御用地から大学キャンパスまでは距離にしておよそ70キロだそうだ。自動車で片道約1時間半を要し、朝の混雑に巻き込まれれば、何時に着くかわからないようだ。それを見越して御用地を出るとすれば朝7時前には出なくてはいけないし、帰りも相当遅くなる。
さらに、警備の管轄の問題がある。最初は警視庁だが、途中から埼玉県警、千葉県警と中継して、最後は茨城県警に引き継ぐということになるそうだ。もちろん、警視庁が警備体制のグランドデザインを描くのだろうが、なかなか厄介なようだ。
さらに筑波大学校内の警備の問題がある。
「現状では、筑波大の承諾を得て構内に『待機所』を設け、皇宮警察と茨城県警にプラスして、ノウハウが豊富な警視庁の警衛課も加わって異例の“三者合同警護”で臨むという案も検討されています」(警察庁関係者)