行動できる人は、自分が思ったことをどんどん口にする
行動できない人は、必要以上にまわりの目を気にしています。
「これを言ったら、どう思われるだろう」
「向こうはこんな情報を求めていないかもしれない……」
などと考え、自分から声を掛けたり、発信したりするのをためらってしまいます。
でも、思ったことを自分の中にとどめていたら、チャンスは生まれません。
行動できる人は、自分が思ったことをどんどん口にしています。
たとえば、最近感動した話や、面白かった映画の話、役に立った情報などを積極的にまわりとシェアするのです。自分がいいと思ったものを素直に伝え、相手から喜ばれることで、人間関係を深めていきます。
あなたもぜひ、行動できる人を見習って、ちょっとした自己紹介をするつもりでシェアするクセをつけてみましょう。
その行動力のきっかけとなるのが、「挨拶」です。
挨拶をして自分に自信をもてれば、自然と主体性が身につきます。ほかのさまざまな場面でも、自分から積極的に声を掛けられるようになります。
たとえば、誰かが助けを求めているようだったら、勇気をもって「お手伝いしましょうか?」と、ひと言発してみるだけでもいいのです。
声を出して動くことで、何らかの展開が生まれ、新しいチャンスにつながります。
テレビやSNSは、「見るもの」を先に決める
どうしても見たいわけでもないのに、なんとなくテレビやSNSを見てしまう。そして、いつの間にか見入ってしまい、ダラダラと時間を浪費する。
あとになって「ほかのことが、何もできなかった……」「あー、時間をムダにした」と後悔する。そんな経験、ありませんか?
これは決して、あなたの意志が弱いということではありません。
番組や投稿など、コンテンツを作る人たちの努力や工夫がすさまじいのです。彼らは視聴者の興味を惹くため、日々趣向を凝らし、コンテンツを磨き続けています。
あなたも、たとえばテレビを見ていて、CMに移る直前に「このあと、衝撃の展開が!」「正解はコマーシャルのあと!」などの煽りテロップを目にしたことがあるでしょう。YouTubeなども、視聴傾向にもとづいたおすすめ動画が次々と表示されるので、見るつもりのなかったものまで、つい見続けたことがありませんか?
視聴者の離脱を防ぐために、私たちの好奇心を刺激し、興味をつなぎ留めようとしているわけですから、これはある意味、仕方がないともいえます。
しかし、こうやって流されるままに、ダラダラとテレビやSNSを見続けたら、時間と労力はみるみる失われ、本来やるべきことができなくなります。
そこでお伝えしたい解決法が「テレビやSNSは、何を見るか決めておく」ということ。テレビを見るなら、あらかじめ見たい番組を決めておき、その番組だけを録画して見る。
SNSなら「この人の情報を知りたい」と思ったものだけを検索してチェックする。このように、先に何を見るか決めておくことを意識しましょう。