高齢者は「片側2車線道路」に慣れていない

では、逆走する要因には何があるのだろうか。

まず考えられるのがドライバーの資質の問題だ。NEXCO東日本の資料には、逆走した人の68%が65歳以上の高齢者であることが示されている。加齢によって正しい状況判断ができにくくなることは考えられるし、一方で年齢が上がっても自分の運転に自信を持ち続ける人も少なくないと聞く。つまり、自信があるからこそ、逆走してもそれが誤りであることをなかなか自覚しない可能性もあるのだ。

特に高齢者は古い時代から運転の経験を積んだこともあり、そもそも複数車線の道路に不慣れな人も少なくない。つまり、片側2車線以上の追い越し車線を左側通行用の車線と勘違いしがちなのだ。これは一般道で多く見かける事例で、特に交差点での広い道路では右折する際に勘違いしやすい。本来なら中央分離帯の奥側に入るべきなのを手前で進入して反対車線を逆走してしまうのだ。