専業主婦世帯は「一人っ子」が多い

続く図表2は子どもが一人の割合の推移を示しています。

【図表】子ども一人の世帯の割合
図表=筆者作成

この図から、いずれの時点でも専業主婦世帯のほうが子ども一人の割合が高くなっていることがわかります。ただ、共働き世帯の子ども一人の割合が徐々に増加しており、両者の差が縮小傾向にあります。

専業主婦世帯の「子ども2人」率は大きく低下

図表3は子どもが2人いる世帯の割合の推移を示しています。

【図表】子ども2人の世帯の割合
図表=筆者作成

この図から明らかなとおり、共働き世帯と専業主婦世帯の両方で、子ども2人の割合が低下し続けています。ただその低下の進度は専業主婦世帯で強く、2000年に31.8%だった値が2020年には22.7%にまで減少しています。これと比較して共働き世帯の低下はやや緩く、いずれの時点でも、共働き世帯のほうが子ども2人の割合が高くなっています。

共働き世帯のほうが「3人以上」産んでいる

図表4は子どもが3人以上の割合の推移を示しています。

【図表】子ども3人以上の世帯の割合
図表=筆者作成

この図から、共働き世帯と専業主婦世帯の両方で、子ども3人以上の割合が低下し続けていることがわかります。また、いずれの時点でも共働き世帯のほうが3人以上産む割合が高くなっていました。