学びに対してありがとうと感謝する

自分に起こることや、自分を攻撃すること、傷つけることの数々はみな、自分にとって、いつか必要なときが来る学びである、と考える。

つらい、悲しいと感じることも、違う角度から見れば、それが自分にとっての「学び」や「新しい気づき」なのです。学びをありがとうと思うのです。

自分が怒ってしまうような出来事は、そこにも相手や状況に「よほどの理由」があるはず。いちいちこだわらずに許せるようになりたいものです。

松浦 弥太郎(まつうら・やたろう)
エッセイスト、クリエーティブディレクター

2002年セレクトブック書店の先駆けとなる「COWBOOKS」を中目黒にオープン。2006年から9年間『暮しの手帖』編集長を務め、その後、ウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げる。ユニクロの「LifeWear Story 100」責任編集。Dean & Delucaマガジン編集長。他、様々な企業のアドバイザーを務める。著書に『人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方』『僕が考える投資について』(ともに祥伝社)、『伝わるちから』『いちからはじめる』(ともに小学館文庫)など多数。