SNS、ネットニュースのチェックは1日1回に
電車やバスのなかでもスマホ片手に画面を見ている人がいます。
スマホはインターネットを通していつでも好きな情報に接することができるのでとても便利です。役立つニュースや面白いサイトがたくさんありますので、つい熱中して見すぎてしまいます。しかしシニア世代は目の疲れ、脳疲労も起こし、夜遅くまで見ると睡眠障害を起こす原因のひとつになるなど、体にいいことはありません。むしろ、不安なニュースで頭がいっぱいになるという大きなマイナス点もあります。
また、フェイスブックやツイッター、インスタグラムに投稿するためにお店に出かける、という行動は若い世代まで。シニア世代はSNSとも適度に距離を置くことが大事です。他人と比較しても仕方ありません。また、スマホの配信ニュースはPV(閲覧)数を稼ぐために、刺激的な内容に改変されていることも多く、読むと一喜一憂することもしばしばあるかと思います。こうした情報にはなるべく触れない、チェックするとしても一日一回に留めるなどしましょう。そうすればニュースに振り回されて心身が疲弊することもありません。
関西大学卒業。社会保険労務士。国民年金基金連合会理事。『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください 増補改訂版』(日経BP)、『残念な介護 楽になる介護』(日経プレミアシリーズ)、『私がお金で困らないためには今から何をすればいいですか?』(日本実業出版社)など著書多数。