家が片付くと、新しいものを買おうと思わなくなる

捨てられない人の落とし穴は「まだ使えるのだからもったいない」と思うこと。使っていないものは「もったいない」の対象にはなりません。捨てるのが惜しいと思うのならメルカリなどの中古販売に出す方法もあります。

アルバムや子どもがもらった賞状などの記念品は、データとして保存。自分が死んだ後、遺された子どもたちが処分するのに困ると思ったら、自分の代で処分しておきましょう。家具や不要になった収納ボックスを粗大ごみに出していくと、家のなかが片付いてきます。家のなかが片付いてくると、新しく物を買おうという気分が不思議となくなってきます。すると資産寿命を延ばすことにもつながります。

居心地のよさそうなインテリア
写真=iStock.com/SeventyFour
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お金をかけずに健康維持をする方法

健康のために運動をするとなると、シューズやウェアを買って、ジムに通って、と思う人も多いでしょうが、まずは自宅の周辺を歩くことからスタートしましょう。今までバスや自転車で通っていたところまで歩いてみる。少しずつ、距離を伸ばして公園など目的地を設定するだけでいいのです。1日8000歩歩くと、要介護状態になるリスクを減らせると言われています。ウォーキングを続けることで、脂質異常症や糖尿病、高血圧の予防にもつなげられます。

いきなり歩くと膝や足首、足の裏などを痛めますので、最初は近所のスーパーに徒歩で行くことから始めて、少しずつ遠回りして、歩く距離を伸ばせばいいと思います。雨の日や風が強い日、天候の悪い日や体調がすぐれない日は無理しないで休んでもいい程度のゆるい縛りで、気分転換をする感覚で始めると毎日の習慣になるでしょう。

中高年になると生活習慣病のリスクが高まってきます。一年に一度、市区町村の自治体では無料で健康診断を実施しています。受診して、数値を把握することが大事です。数値が高めでもすぐに薬に頼ろうとしないで、体を動かすことから始めてみましょう。

また、サプリメントなどの健康食品を愛飲している人も多いと思います。家計を圧迫しない程度にとどめ、栄養素は三度の食事できちんと摂るようにすれば手放せるでしょう。