「同じ問いの繰り返し」が意見のアップデートに直結

さて、2分たちました。いかがでしたか?

荒木俊哉『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(SBクリエイティブ)
荒木俊哉『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(SBクリエイティブ)

時代の変化とともに、マネジメントのあるべき姿も変化している。だからこそ、過去の経験だけで、「マネジメントはこうあるべき」と決めつけるのではなく、常に自分の思いや意見をアップデートし続けていく。そういう姿勢がとても大切なんだろうと感じます。

そのためにも、この「言語化力トレーニング」を一回で終わらせることなく、定期的に取り組んでいくこと。それが、あなたの意見のアップデートにも直結していくと思いますので、ぜひ上手に活用してもらえたらと思います。

私が実際に書き出したメモも載せておきます(図表4)。ただ、他にもたくさん書き出せそうな気がしたので、個人的にも何度か繰り返してみたいと感じました。

荒木 俊哉(あらき・しゅんや)
電通 コピーライター

一橋大学卒業後、2005年に電通に入社。営業局を経てクリエーティブ局へ。コピーライターとしてさまざまな商品・企業・団体のブランディングに従事。これまで手掛けたプロジェクトの数は100以上、活動は5大陸20か国以上にのぼる。世界三大広告賞のうちCannes LionsとThe One Showのダブル入賞をはじめ、ACC賞、TCC新人賞、NIKKEI ADVERTISING アワード、YOMIURI ADVERTISING アワード、MAINICHI ADVERTISEMENT DESIGN アワードなど、国内外で20以上のアワードを獲得。