失敗を次に生かせるなら、それは失敗ではない

「レバレジーズが早期抜擢ゆえに働きがいがあると言われているのなら、僕の意見は少し違います」というのは、19年度新卒入社4年目、マーケティング部プロモーションチームで採用プロモーション責任者兼看護領域ブランド担当チームのグループリーダーを務める千葉祐斗さんだ。

レバレジーズ マーケティング部 プロモーションチーム 採用プロモーション責任者兼看護領域ブランド担当チーム グループリーダー 千葉祐斗さん
レバレジーズ マーケティング部 プロモーションチーム 採用プロモーション責任者兼看護領域ブランド担当チーム グループリーダー 千葉祐斗さん

「入社半年くらいのとき、Web広告の運用を失敗して1000万円ほど損失を出してしまいました。でも、うちでは、大切なのは『なぜ失敗したのか』を掘り下げ、同じ失敗を繰り返さないよう、次につなげることだとされています。失敗を恐れずチャレンジできる環境に、とても満足しています」という。

社員の話を聞いていると、“働きやすさ、働きがい”とは何だろうか? と考えさせられる。残業なしで終える一定の仕事量、報酬の高さ、成果を問われない業務内容、そういったものを“働きやすさ”とするのなら、同社社員が話す“働きやすさ、働きがい”とは違うようだ。千葉さんのように新しいことにチャレンジしたいと考える人にとっては、最高に“働きがい”のある環境なのだから。

「若手でも事業規模の大きな案件を扱えるのが魅力。成功も失敗もすべて自分の責任。それが僕にとっていちばん働きがいのある点。それに、土日はちゃんと休めるし、日中、集中して仕事に取り組めば残業することもほとんどありません。もし、絶対的に仕事量が多いのなら上司に相談すれば調整できるし、『気合で乗り切れ』なんて言われることはありませんから(笑)」(千葉さん)

千葉さんは、早期抜擢システムを否定しているのではないし、出世欲がないわけでもない。事業を成功させるために肩書が必要であれば受け入れるし、そうでなければ断るという。千葉さんの周りも仕事を楽しみたい人が多いため、昇格の打診があっても、「今のプロジェクトがおもしろいから」と断る人もいれば、「彼のほうが向いているから、彼を抜擢してください」と逆指名することも。同社では、会社のビジョンや事業目標を追うことを大前提に、自分のやりたいことが尊重される環境が整っているのだ。

働きやすさは、他者貢献の意識ゆえ

早くから裁量権をもてることに魅力を感じている社員が多いということはわかった。では、実際に早期抜擢され、活躍している女性社員の本音はどうなのだろうか。17年度新卒入社、2年目でグループリーダー、入社3年目でグループマネージャー、6年目にしてレバテック、ITソリューション事業部で200人もの部下をマネジメントする事業部長に昇格したばかりの小池澪奈さんは、「グループリーダー、マネージャーを経験して、“事業づくり”と“組織づくり”のどちらも楽しいと思えるようになっていたので、部長職を任されると聞いたときはとてもワクワクしました」と話す。

レバテック ITソリューション事業部 事業部長 小池澪奈さん
レバテック ITソリューション事業部 事業部長 小池澪奈さん

しかし、グループリーダーやマネージャーとは部下の数も事業規模も違う事業部長職の責任の大きさに腹をくくる必要があると感じたため、他事業部部長や先輩女性にヒアリングしてまわったという。

「『働きづらさとは何だろう?』と考えると、わからないことがあったときに気軽に聞けないこと、人との会話から気付くこと、発見できることがない環境だと思うんです。でも、ここには他者貢献の考え方が染みついていて、自分の時間を他人に使うことを嫌がる人がいないから気後れせずに聞きに行けるし、皆、成長意欲が高いので、会話の中からいろんなアイデアを拾えるです」(小池さん)

 “わからないことを聞ける環境”とは、当たり前のことのように思えるが、自分のことで精いっぱいの社員ばかりの環境では、「相手の時間を奪ってはいけない」と、聞きたいことも聞けず、ひとり悩み苦しむ人は多い。理不尽なことだが、そんな状況はよくあること。そういった環境では不満が生まれるのはもちろん、我慢を強いられることで、働きづらさにつながっていくのだ。