住宅ローンはいくつも組める

【穣一】そういえば、先月結婚した職場の先輩の新居に行ったんですが、駅から徒歩20分以上かかってしんどかったです。先輩は毎日自転車で通っているそうです。雨の日は奥さんが車で送迎してくれるらしいですが、僕にはしんどいなあ。

【パパ】まあ、家に何を求めるか、優先順位は人それぞれだからね。とにかく広い家に住みたい場合は、ほかの条件を妥協してもそうしたほうが満足度が高いってことだろうね。

【パパ】もちろん、たとえば異動も転勤もない、転職もするつもりもない、という人だっているだろう。そんなふうに終の棲家として生涯そこに住み続けるなら、貸すことも売ることもないから、資産価値なんてどうでもいいことだけどね。でも、いまの家に住めなくなる状況が来る可能性があるなら、「貸せるか?」か「売れるか?」という視点での住まい選びは必要だと思うよ。

グレーのソファーが置かれた居心地の良いリビングルーム
写真=iStock.com/fizkes
※写真はイメージです

【穣一】僕の会社は全国に営業所があるので転勤はあると思うんですが、結婚するとある程度は希望を聞いてくれるそうです。

【パパ】そういえば、転勤のたびに住宅ローンを組んで家を買う人もいるよね。東京で買って、大阪に転勤になったら東京の家は貸して大阪で家を買い、福岡に転勤になって大阪の家も人に貸して福岡で家を買うとか。マイホームは合計3件だけど、2件からは家賃収入があるから負担も軽減される、みたいな。

【穣一】えっ! 住宅ローンって、何度も組めるんですか?

勤務地が都心ならその近くに家を買うべし

【パパ】もちろん。住宅ローンは自分が住む家を買うためのローンだけど、正当な理由があれば可能だよ。たとえば、独身でワンルームマンションを住宅ローンで買ったけど、結婚で1LDKを住宅ローンで買い、子どもができたから2LDKや3LDKを買うといった場合だ。転勤もそうだけど、結婚したり子どもができたりすれば、より広い家が必要になるだろう? だから、そういう銀行が納得する理由があれば、住宅ローンで買った家を人に貸しても咎められないし、返済中でも再び住宅ローンが組める。銀行にもよるけれど。

【穣一】知りませんでした!

【パパ】ただし、複数の住宅ローンを組むのは、それなりに年収が高くないと難しいけどね。まあ、前の家の家賃収入を考慮してくれる可能性もあるけど。

【パパ】もし家を買うなら、いまの会社の近くがいいんじゃないか? 東京の都心だろう? 値段も高いけど資産価値も高いし、通勤時間ももったいないから短縮できるし。

【穣一】そうですね。仕事で遅くなってもすぐ帰宅できて休めるし、朝もギリギリまで寝ていられるし。都心ならいろんなイベントに参加できて、人との出会いも多いですよね。最近は減りましたが、上司や同僚と飲みに行くのも楽ですし。