3 テストで伸ばすアクション(1) 「正答率」をチェックする
実は、テスト管理で重要視すべき材料は、テストの後に配布される各問別の「正答率表」です。正答率をもとに、解き直すべき問題の仕分けを進めていきます。間違えた問題のうち、正答率が50%を超える(2人に1人が解ける)ものがあれば、もれなく対象とします。
よく言われることですが、100から志望校の偏差値を引いた値を参考にしてもいいでしょう。志望校の偏差値が55なら、100-55で正答率45%までの問題は解けるようにしておくわけです。
さらに正答率が低い難問であっても、「できそうだった」問題も解き直しの対象にします。そういった問題は子供の「得意な分野」である可能性が高く、得点源になるからです。
正解しておくべきだった問題がはっきりすれば、学習サイクルのステップごとに、どんな努力が必要だったのか、具体的な未来設計に入ります。学習サイクルの流れを好転させることを意識するのがポイントです。