3つのテクニックで空気をつくり流れを変える
男性の多い会議だと、女性は大きな声の男性に気おされて、なかなか発言できない、発言しても緊張して甲高い声で早口になってしまうという相談をよく受けます。当然ながら男性とは体格も違いますし、大きな声に大きな声で応戦しても勝ち目はありません。そこでおすすめしたいのは、空気をつくること。物事の流れは、空気で左右されるからです。何度も打ち合わせを重ねてつくった企画が、空気の流れが変わってひっくり返されたという経験のある人も多いのではないでしょうか。
空気をつくるテクニックとして使えるのが「コードチェンジ」「言葉を区切る」「手ぶりを使う」の3つです。コードチェンジとは「ですます」だけでなく、「である」や体言止めをまぜて、メリハリのある言葉遣いをすること。話し手の揺るぎない気持ちを伝え、品格を上げてくれます。話すうちにとちりそうになったら、言葉を区切りましょう。つなぎ言葉も駆使すれば、自分のリズムをつくることができます。また緊張すると、つい体が揺れてしまいますが、手ぶりを使い、ていねいに話せば、体が揺れず落ち着いた印象を与えられます。