マトリックスゾーンから自分のキャラを見極めて

プレゼンは自分らしく話すと緊張が和らぎ、ぐっと楽になります。この自分らしさを知る方法が「トッププレゼン・マトリックス」です。図のように4つのゾーンに分かれます。「信念型」は圧倒的人物感の持ち主。自分語りをすると強みが生きますが、哲学的で話がわかりにくくなりがちなので、メタファーで一般的な視点を取り入れるといいですね。「パッション型」は、記憶に残りやすいタイプ。興奮して早口になりがちなので、呼吸しながらゆっくりと話すとよいでしょう。

「ロジカル型」は冷静で頭脳明晰めいせき。理論的に話すのが得意ですが冷たい印象を与えがちなので、笑顔を3割増しに。「優等生型」は失敗が少なく安心して聞けますが、全員に配慮するので、何が言いたいかわからなくなるのが難点。単刀直入にテーマから入り根拠を示すと、伝わりやすくなります。

大切なことは、この4タイプのいずれなのかを把握し、自分のあるべき姿をそのまま生かすことです。別のキャラを演じると、ますます緊張してしまいます。いくら憧れていても、自分が優等生型なら、信念型の女性経営者のまねをしてもうまくいかないということです。

Case 1 憧れの女性経営者のまねをしてプレゼン。緊張のあまり頭が真っ白に!