一緒にいてくれるならそれでもいい、と考える人もいます。しかし結婚後の生活は、まともな夫婦関係ではなく、お金めあての愛人関係に近くなります。普通の家庭生活を送りたい方にはオススメできません。

年収2500万円のオタク社長が「年収800万円」と偽った結果

大半の高収入オタク男性は、普通の結婚を望んでいるので、「どうすればお金めあての女性を排除できるか?」という相談をよく受けます。

そこで私は、「プロフィールに年収を低く書く」ことを提案しています。

次のような例がありました。

あるIT企業の男性社長は、年収は約2500万円、資産は3億円以上を有していました。ひたすらパソコンに向き合って仕事をしてきて、女性との交際はそれまで皆無。近寄ってくる女性はみな肩書やお金だけに興味があるのは明らかで、そうではない形で婚活をしたいとのことでした。自分がオタクなので弊社を選んでくれました。

私は彼から、望む女性や結婚生活はどんなものか聞き取りをし、プロフィールには年収800万円と記載しました。

なぜ800万円にしたかというと、彼の生活レベルで、奥さんが働かなくてもなんとか生活できるラインが年収800万円だと判断したからです。上場企業の社員の年収程度で、男性全体の平均年収よりは多い金額です。

あまりにも年収を下げすぎると、今度は彼とは生活感覚が合わない人が申し込んでくる可能性もあるため、「ややお金持ち」という設定にしたのです。

お金目当ての人を見抜ける可能性が高くなる

結局、彼は年収400万円の女性と成婚しました。自分が実はIT企業の社長であることを話したのはプロポーズのときでした。嘘をついていた理由もきちんと話したところ、女性には納得してもらえたようです。

手をつなぐカップル
写真=iStock.com/yamasan
※写真はイメージです

このように、プロフィールの年収を低く書くことで、高収入の男性はお金めあてでない女性と出会える可能性が高まります。

ほかの仲人さんには、年収を偽るのはいかがなものかと指摘されたことがあります。でも、会員さんの意向があるときに、多い年収を少なく記載するのは問題ないでしょう(少ない年収を多く記載するのは問題です)。

プロフィールに記載する年収は、お互いが生活していく上での目安になる金額を記載すればいいので、実際より低い金額にしても問題ないと弊社の会員さんには伝えています。

相手の女性がお金めあてかどうか見抜く自信がない高収入オタク男性は、年収をそのまま書くのではなく、意図的に下げることを検討してみてください。