30分間脈拍が上がっていればいい

どんな運動をするかは、自分で考えてもかまいません。友達と考えてみるのも楽しいかもしれませんね。ルールはひとつだけ——30分間ずっと脈拍が上がっていること。そして時々、息が上がるくらいまでがんばってみること。

水泳をしたり、バスケやフットサルをしたり、森の中で木から木へと走ったり、自転車やキックボードで鬼ごっこしたりするのも良いかもしれません(ただし車の来ない場所で!)。ひざまである水や雪の中でラグビーをするのはどうでしょう? 楽しいことなら何でもいいのです。

ひとつおすすめをあげるとしたら、ノンストップサッカーです。試合の間は立ち止まるのは禁止、走っていない時でもジョギングをしていなくてはいけません。ボールがラインを割っている間もです。その場で立ったままのジョギングも禁止にして、ボールが来そうな場所にどんどん移動して下さい。これでサッカーも上手くなりそうですね。

アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)
精神科医

ストックホルム商科大学で経営学修士(MBA)を取得後、ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学に入学。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行い、その傍ら有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。『運動脳』は人口1000万人のスウェーデンで67万部が売れ、『スマホ脳』はその後世界的ベストセラーに。