心の天気は自分で晴らす

雨に降られ続けているような、心を閉ざしたくなるような日々があります。どうしても晴れ晴れとした気持ちになれない日々があります。自分の上に「暗雲」が立ち込めているからです。それが人物であれ状況であれ、その「暗雲」がある限り、心の天気は晴れない。

私は、そんな日々に向かい合うときに、自分に言い聞かせる言葉があります。

「曇りや雨の日には、その雲の上にある太陽を思おう。お日様が思い浮かんだら、頭の上にある暗雲のことを受け入れよう」

ただ、そうして、「暗雲」を受け入れようとしていても、結果的に辛い状況におちいってしまう。そういうことも再三あります。人生は甘くありません。でも、私は幾度かのきわめて辛い状況から立ち直ることができました。そのときに行き着いたのが次の言葉。

「心の天気は自分で晴らす」

なんだかんだ言っても、結局、自分の心の天気を晴らしたのは、自分自身の心の有り様だったんだ、と気がついたのです。

私たちはみんな「お天気屋さん」

はっきり言って、人からのどんなアドバイスもきっかけに過ぎません。アドバイスをいただくのは、とてもありがたい。でも、最後は自分自身です。

気分がころころ変わる人のことを「お天気屋」などと呼んだりします。でも、ころころ変わるか、ある程度時間がかかったあとに変わるかは別にして、気分が変わるのは誰にでもあること。

だとすれば、私たちは誰もが自分の心を晴らしたいと思っている「お天気屋」さんなのです。

青空の下、勢いよくこいだブランコで両手を離している女性
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晴れ晴れとした気持ちで、陽気に、そしてさわやかに生きていくために、「お天気屋」でも何屋でもかまいませんから、自分で自分の心の天気を晴らしていこうではありませんか。