投資信託の購入にあたって調べるべきこと

①組み入れている株式や債券の価格変動のメカニズム
②運用のスタイルと方針
③自分が負担するコストの種類とその水準
④投信を評価する基準(シャープレシオやインフォメーションレシオ)
⑤交付目論見書の内容に対する理解

少なくともこれぐらいの知識はもっていないと、ただ「何とかナビ」や「ロボアドバイザー」に全てお任せしていれば安心というわけではないのです。最低限必要な勉強や情報は知っておく必要があります。

次に、投資の世界は実に様々な情報が交錯しています。新聞やマネー雑誌、最近ではYouTubeなどで情報を仕入れる人も多くなってきています。情報というものは多ければ多いほど良いというわけではありません。大事なことは株価が上がりそうな材料に飛びつくことではなく、投資をしている企業の今後の業績見通しや属している業界の話題、今後の方向といったことをていねいに調べることが必要です。

それもネットに出ている記事とかではなく、少なくとも『会社四季報』、できれば「決算短信」や「有価証券報告書」といった一次情報に目を配っておく必要があります。つまり評論家やアナリストの意見はあくまでもひとつの意見として聞くのはかまいませんが、それを全面的に信じてしまうのは考え物なのです。

株式市場のグラフ
写真=iStock.com/primeimages
※写真はイメージです

みんなが売っているときに買えるか

さらに3つめのポイント、実はこれがとても重要なのですが、人と反対のことを平気でおこなえる強いメンタリティが求められるのです。株の基本は下がって安くなったところで買って、高くなったところで売るということが大切です。ところが投資経験のある人ならわかると思いますが、これがなかなか難しいのです。下がって安くなるというのは世の中の人の多くが売っているからです。

そこでみんなが売っている時に自分だけは逆に買うという行動を取るのはかなり強いメンタルが必要になります。自分だけ買った結果、もっと下がったらどうしようという不安を抑えて行動しなければならないからです。逆も同じです。株価が上がっているのはみんなが買っているから上がっているわけです。そこで冷静になって自分だけ売るということは理屈ではわかっていてもなかなかできません。

そしてこれも株式だけではなく投資信託も同様です。例え毎月積み立てで購入していても、下がったら嫌になって積立を中止してしまう人もいます。でも本来は逆で、下がったらそこでむしろ買い増しをした方がいいのです。しかしながらこれも強い意志が必要になります。投資というのは心理戦の要素が強いものですから、こうした強いメンタリティは投資で成功するには欠かせません。