第一線で活躍中の女性管理職のみなさんにお話を聞く、人気連載「女性管理職の七転び八起き」第17回。今回取材したのは、イーオン東京7校のエリアマネージャーの村井友子さん。29歳で「最年少のエリアマネージャー」に大抜擢された彼女の心境は、意外にも後ろ向きだったと言う。経験不足な自分がエリアマネージャーでは、他のみんながかわいそうでは……。そんな葛藤を抱え続けていた彼女のマインドを180度変えた、上司の一言とは――。

来ることで元気になる「イーオン」に

今年4月7日に緊急事態宣言が発令され、英会話スクールもこれまでにない対応に追われた。イーオンも休校を決めたが、ただちに準備を進めて2週間後にオンライン学習をスタート。教室内の消毒や定員を絞るなど、万全の感染対策を整えると、6月中旬から対面でのレッスンを再開した。

その間、各スクールでは生徒一人ひとりに連絡をし、フォローに追われた。スタッフや教師も不安を抱えながらの業務が続き、生徒数が減ることも予想される。まさに未曽有の困難のもと、東京本社で対応してきた村井さんは渦中の思いをこう語る。

エリアマネージャー 村井友子さん
エリアマネージャー 村井友子さん

「新型コロナへの不安から休学される方もいましたが、やはり対面を望む方たちが多く、『やっと来られた』という嬉しいお声も聞けました。スタッフもしんとした学校でひたすら電話をかけていた状況から、ふだんの業務に戻るなかで活気が戻っています。マネージャーとしては、スタッフを守っていくためにも、『今こそがんばろうね!』と励まし合いながらやってきました」

英語の上達だけじゃなく、イーオンに来ることで元気になれるようなスクールにしたい――。入社以来、村井さんが大切にしてきたことだ。