長期休暇が取りにくい……そんな日本企業の救世主となるべく仕事と休暇を組み合わせた“働き方”が登場。日本ではまだ新しい取り組みですが、導入した企業で利用者たちの声を聞きました。
仕事と休暇を組み合わせた“働き方”ワーケーション
イラスト=長野ともこ

仕事と休暇の両立を目指して

働き方改革が叫ばれる昨今。オフィス以外の場所で働くテレワークが注目されている。これまでニュースなどでは「在宅勤務」や「サテライトオフィス勤務」といった働き方が取り上げられてきたが、テレワークを導入する企業が増える中、関心が寄せられてきているのが「ワーケーション」だ。実施している企業の話題もちらほら耳に届くようになったが、そもそもワーケーションとはどういった働き方なのか。柔軟な働き方を推進する「テレワークマネジメント」社長の田澤由利さんに話を聞いた。

「ワーケーションとは、仕事“ワーク”と、休暇“バケーション”を融合した造語です。アメリカで生まれた言葉だといわれています。会社から離れた出張先、あるいは旅行先や帰省先で、休暇を楽しみながら仕事もする新しい『働き方』、そして『休み方』です」

柔軟な働き方への関心度はうなぎのぼり!