自宅に「まあちゃん放送局」を開設

これまでもSNSやブログなどで情報発信していましたが、新型コロナの外出自粛で、家にいることが増えましたし、やはりホットなものはライブでやりたいと思って、自宅に「まあちゃん放送局」をつくりました。

「まあちゃん放送局」の様子。2台のパソコンの間にあるのがスイッチャー
「まあちゃん放送局」の様子。2台のパソコンの間にあるのがスイッチャー(写真=本人提供)

でもナレーションしたり、パワーポイントのプレゼン資料を表示したり、一人ではなかなか手が回らない。「どうしたらいいかな」と言っていたら、お友達が、画面を簡単に切り替えることができる「スイッチャー」というものを勧めてくれました。これさえあれば、「1番のボタンを押したら1カメ」「2番を押せばパワーポイント資料」と、ボタン一つで操作できるので、ずいぶん楽になりましたね。

日本マイクロソフトの初代社長である古川亨さん、通称サムさんとは、「Samさんとまあちゃんの愉快な冒険」というYouTubeライブをしています。先月は「スマホってこんなに楽しい、面白い」というテーマにしました。

「まあちゃんは、まあちゃんでいてくれればいい」

情報発信するときは、とにかくポジティブな話をするようにしています。年寄りって、ネガティブな話をする人が多いですが、そうするとあまり大勢の人に楽しんでもらえないと思うんです。私は超ポジ人間だから(笑)。

こうやって情報発信していると、いろいろな人が手伝ってくださいます。画面でまあちゃん放送局の様子を見て、「足元にケーブルがあると危ない」と、わざわざ家まで来て、ケーブルをまとめて天井にはわせて固定してくださった人もいます。2018年にニューヨークの国連本部のイベントで講演をすることになったときには、宿探しから英語のスピーチの練習まで、たくさんの若いお友達が助けてくれました。

みんな40~50代くらいになると、「これから自分が年をとったらどうなるか」と考えてしまいます。そうすると病気とか介護とか、マイナスのことばかりであまりいいイメージがわかない。

でも、なんだか楽しそうにやっているおばあちゃんがいる。そういうおばあちゃんをサポートすることで、自分の明るい将来が見えるわけです。だから若い人たちは「まあちゃんはまあちゃんらしくいてくれればいいんだから」って言って助けてくださるんですね。