プログラミングで世界が広がった
iPhoneのゲームアプリ「hinadan(ひな壇)」をつくったのは約3年前です。「年寄りでも楽しめるアプリを作ってよ」と若い人に頼んだら、「お年寄りがどんなアプリが楽しめるかがわかりません。自分で作ったらどうですか」と言われたのがきっかけなんです。
もちろん最初は何もわからないので、周りの人に聞きまくり、プログラミングを一から学びながら作ったんですよ。
アプリを2017年2月に公開したところ、「世界最高齢プログラマー」ということでたくさんのメディアに取り上げていただきました。そしてその年6月には、アップル社の製品に関わる技術者が世界中から集まるイベント、WWDC(世界開発者会議)に招待されCEOのティム・クックさんとお話しすることもできました。hinadanがきっかけで、さらにワクワクするような機会が広がったのです。