IT・コンサルティング業界が女性採用を強化しているワケ

IT・コンサルティング業界は、多くの企業様がグローバル化やシステム化に対応されていくにあたり、今まで通りのやり方は通用しなくなってきているという危機感を持っています。新たな視点を入れたいと考えたとき、候補の一つとして挙げられるのが女性。他にも外国人の方などの採用も進んでいますが、最も力を入れて取り組んでいるのが女性の採用なんです。

その理由は、コンサルティング業界はグローバル企業が多いから。他の国は女性活用が進んでいる中で、日本の水準はまだまだ相当低い。この状況は世界的にも問題視されているため、トップダウンで採用を進めていく体制も作られているようなんです。そのため、女性社員比率は50%、女性管理職比率は30%など、具体的な数字を打ち出している企業が増えてきましたね。

IT業界については、企画の部分をコンサルティングファームが担っているケースが多いんです。そのため、女性活用を重視しているコンサルティング業界の雰囲気や動きがIT業界にも広がっていくと考えています。また、銀行と通信メディアが新しい会社を立ち上げるなど、デジタルトランスフオーメーションを背景に、業界再編の流れが活発になってきています。そんな中で、新たな市場の創出や枠に囚われない思考、サービス面や消費者の志向を汲み取った提案ができる人材が求められているんです。そういった点からも女性の観点が非常に必要とされています。

仕事一色では、プレゼンテーション、コンファレンスルーム
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Yagi-Studio)

IT業界やコンサルティング業界ほどではないかもしれませんが、国内の大手企業や外資系メーカーなども明確に数字を掲げ、真剣に女性活用に取り組み始めています。

同じく女性活用を進めている企業にも温度差がある

世界的に見ると日本の女性社員比率や女性管理職比率はまだまだ低いし、女性活用が進んでいる企業は少ないとは思いますが、日本の社会全体として変わりつつあるのは間違いないです。求人情報には基本的には性別や年齢の条件を設けられないのですが、確実にニーズが高まっていると思います。

ただ、「女性を採用したい」とは言っても、業界や企業によって温度差もあります。例えば、「ダイバーシティ推進に取り組んでいきたい。そして会社のイメージも変えていきたい」という会社と、「女性の知見や観点が事業に活きるから採用したい」という会社の2パターンが主です。特にコンサルティング業界は、女性がいた方が細やかな視点で「チームがうまくまとまる」とか「お客様との関係構築がスムーズにいく」など、後者の理由で採用を考える企業が増えてきており、女性の存在価値が高まってきています。