体は衰えるが、頭は使うほど冴えてくる

どれを選ぶのか、それぞれスキルや性格との向き不向きがあります。

投資には、まとまった資金が必要です。これらは、かなり大きなリスクを伴います。投機的な商品には手を出さない方がいいでしょう。

『夢は60歳から現実化する。「老春時代」の成幸術』(Clover出版)
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ネットワークビジネスも権利収入の一つです。一口にネットワークビジネスといってもさまざまな種類のものがあるので、よく調べてみましょう。ネットワーク業界も大きく変貌しています。

先入観からすべてを否定することは、賢明な方法ではないでしょう。いずれにせよ、何らかの権利収入を持つことは、ローゴの経済的安定をもたらします。権利収入を得れば、一生安泰で老後の経済的不安が一掃されるでしょう。

不労所得といっても、まったく働かないというわけではません。働き方が違うだけなのです。汗水流すのはどちらかといえば身体を使う仕事であり、権利収入は頭を使う仕事と言えるかもしれません。

肉体は年齢とともに衰えますが、頭は使えば使うほど冴えてくるものです。脳は使えば使うほど死ぬまで発達します。そして年を取りにくくなります。ですから不労所得ではなくて「不老所得」とも言えるでしょう。

余談ですが、私は旅して暮らすための収入源を「浮浪所得」と呼んでいます。

写真=iStock.com

かじ えいせい(かじ・えいせい)
世界一周タビスト

総合商社勤務後、熊本県阿蘇でペンションを開業、後に大分県久住高原に移住し観光牧場を設立。さらには阿蘇・西原村で築120年余りの古民家を改築し、ホテル、カフェを経営。60歳からNPO法人を設立し、英会話カフェ(熊本市)やベトナムカフェ(福岡市)などを開設。現在ではベトナムを中心に海外展開を図り、新たな挑戦を続けている。著書に『地球は我が家の教室』(くもん出版)、『プレーリーホーム』(東京経済)がある。ブログ「世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』」は毎日更新中。