女性が「火鍋を愛する理由」6つ
食事と会話を楽しみながら、女性が「火鍋を愛する理由」を考えてみました。今回は「基本性能」と「付加価値」の視点で整理しましょう。
(2)スープやタレを選ぶ楽しみがある〈付加価値その1〉
(3)辛い味の爽快感やスッキリ感〈付加価値その2〉
(4)汗をかくので美容によさそう(デトックス的)〈付加価値その3〉
(5)コスパがいい〈付加価値その4〉
(6)超高級感はないけど、チープ感もない〈付加価値その5〉
ここで掲げた(1)は、鍋料理全般にいえること。(2)~(6)は火鍋の持つ特徴です。
例えば(4)の美容意識は、以前からある欲求ですが、メイクも崩れる発汗を気にしないという点が、筆者には女性心理の変化を感じます。(3)にも通じるのですが、いい意味で男前というか、スポーティー感覚の女性が増えたのではないでしょうか。
飲食以外の「顧客満足」訴求
今回の参加者は、全員が企画や編集の仕事をしており、飲食の味以外に演出面や顧客満足への訴求にも興味を持っていました。例えば次のような声です。
「座席の下が引き出し型のクローゼットになっていて、コートやカバンを収納できるのが面白い。狭い空間を上手に利用していますね」
「メガネをかけているお客さんには、小さな紙ナプキン型のメガネ拭きを渡してくれます。確かに鍋の湯気でメガネは曇りますが、初めての体験でした」
「カンフー麺のパフォーマンスなど、時々行う演出も新鮮。あまり演出過剰だと落ち着かないので、これぐらいがいいと思いました」
賛辞の声ばかりではありません。
中国人店員はすごく親切で日本語も話せますが、言葉がうまく通じなかったり、忙しいと、少しやっつけ仕事になります。例えば予約したことを告げた後、予約時間を過ぎたのにイスに座って、いつまで待つのかは教えてくれない。ただ、これは日本人店員でも同じかもしれません。
参加者は入口に続く行列を横目に、満足して店を後にしました。