タピオカが空前の大ブーム。2019年の流行語大賞やヒット商品番付にノミネートされ、話題になっています。なぜタピオカは何回もブームが起きるのか、今回のブームのあとはどうなるのか、経済ジャーナリストの高井尚之さんと考えます。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Makidotvn)

スタバで「タピオカ好き」を公言

「スタバにも来ますが、いまハマっているのはタピオカですね」

今年(2019年)6月、福岡市内にあるスターバックスの店で話を聞いた女子大生は、こう話しました。スタバのメニューの中で、好きな商品を聞いた時のコメントです。

その4日前、東京・神保町を歩いていて、若い女性の行列を発見。近づいてみると、やはりタピオカ店(「茶咖匠」)に並ぶ人たちでした。

行列ができる茶咖匠の店舗前。筆者撮影

「みなさん、なぜ並ばれるのですか?」(筆者)

「インフルエンサーのオススメをSNSで見て、興味を持って」(若い女性の1人)

こんな会話をしました。以前からタピオカ人気は知っていましたが、この2つの現象が気になり、一度検証したいと思っていたのです。

それ以来、さまざまな立場の人に話を聞きました。あえて、タピオカ専門店の当事者ではなく、カフェ関係者やメーカーや小売関係者。そして学生や若手社会人といった人たちです。今回は生活文化の視点で「タピオカブーム」を考えてみましょう。