家事負担は、社会問題だ!
「ワンオペ」「家事シェア」「名もなき家事」……、ここ数年、家事・育児関連の新たなキーワードが登場し、話題を呼んでいます。ご存じかと思いますが、念のため補足しますね。
ワンオペは、仕事や家事、育児のすべてをひとり(おもに妻)が回す(オペレーションする)こと。家事シェアは、家事や育児を「見える化」することなどにより、夫婦が家事を分担・共有(シェア)すること。そして名もなき家事は、ゴミの分別やトイレットペーパーの補充といった、細々とした「名もなき」作業のことを指します。
これらは近年、共働き夫婦が増える一方で、まだまだ女性(妻)に家事・育児が集中する家庭が多いことから、「もう限界!」「なぜ夫や家族は、分かってくれないの?」といった、妻たちの悲痛な声を象徴しているかのよう。
ちなみに、6歳未満の子を持つ夫婦の家事・育児関連時間の「国際比較」でも、日本の妻は圧倒的に家事・育児時間が長く(合計7時間34分/日)、逆に、夫は調査国中、最もその時間が短い傾向にあります(合計1時間23分/日)(2016年 総務省ほか調べ)。
そんななか、今年新たなキーワードになりそうなのが「待ち受け家事」です。