世界の経済成長を狙うなら8資産分散ファンド

「ほったらかし投資には、インデックスを組み合わせたバランス型の投資信託がいいでしょう」

たとえば、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、国内リート、先進国リートの8資産に均等投資をする商品。

eMAXIS バランス(8資産均等型)の資産配分

国内外の株式、債券、不動産に分散投資をしているので、世界経済が成長すれば利益が得られる可能性が高い。日本だけで見ると少子高齢化で経済成長が期待しにくい状況だが、世界規模で見ればまだまだ人口は増加し、経済は成長すると考えられる。それを自分の資産の増加に取り込むことが可能になる。

しかも、国内株式はTOPIX(東証株価指数)、先進国株式ならMSCIコクサイ・インデックスなど、すべてインデックスに投資をするので値動きがわかりやすいしコストが安いメリットがある。この商品の場合、購入時の手数料はゼロで保有期間中にかかる信託報酬も年0.1540%(税込み)以内と低い。長期投資になれば、信託報酬の影響は大きくなるので、安いのは大きなメリットだ。

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向山 勇(むこうやま・いさむ)
ライター