IT系の中でもうひとつ景気のいい分野がある。「クラウド」だ。クラウドは、さまざまなデータを自分のパソコンや携帯電話ではなく、インターネット上に保存して利用する技術。IBMやマイクロソフトなどの米系企業はもちろん、富士通やNEC、日立製作所などの日本企業もこの分野に積極投資している。

企業の年収や働き方などのクチコミ情報を集めるウェブサイト「キャリコネ」を運営するグローバルウェイの社長・各務正人氏が特に注目するのが、米国企業のセールスフォースドットコムだ。同社は、日本郵政や損保ジャパンなどに、クラウドシステムを提供している。

「現在、SAPやオラクル、IBMなど外資系の大手IT企業で活躍した人材を積極採用しています。当社に寄せられた情報によると、30代で年収1000万円を超える人も多い。ここ数年で年収が相当あがっており、年収数千万円の社員も増えてきているといわれています」