『会社四季報』は、続けて読むから意味がある!
投資家必読の書である『会社四季報』は、ぜひ定期購読を。1冊だけ読んで「この会社がいい」と思っても、その号で初めていいのか、前号から引き続いていいのかがわかりません。続けて読むことで、株の上げ下げといった変化がわかりますし、その業界の浮き沈みも感じられます。まずチェックすべきは、チャートと業績欄。記事欄も読み物として面白い。発売日前日に送られてくるのも、定期購読の利点です。私は到着した当日に、ひと通り目を通して、翌日に何銘柄か買うのが習慣になっています。
IRフェスタやIRフェアに、足を運んでみる
個別株投資をするなら、年に数回、大規模に催される「東証IRフェスタ」や「日経IR・個人投資家フェア」に行ってみてはいかがでしょう。申し込みさえすれば、招待状は誰でももらえます。ふだん、ほとんどふれることのないBtoBの会社が出展しているので、見たことのないものを見られますし、自分の知らない業界のことをIR担当者に直接質問できます。あらかじめ出展している会社をチェックし、興味のあるものを、ある程度ピックアップして回ると効率的です。行くだけでもらえる、いろいろなお土産も楽しみ。
構成=池田純子、奥本昭久(kill office)
2010年に株式投資を始めて以来、年間損益なし。5年で自己資金を10倍に増やす。実体験を交えたマネー講座が好評。著書に『月収15万円からの株入門数字オンチのわたしが5年で資産を10倍にした方法』(扶桑社)。