「領収証はすべて取っておく」が鉄則

【せいじ】それはそうと、申請ってどこにどうやってやるんですか?

【先生】各自治体の保健所(保健センター)が窓口であることが多いと思います。色々書類も準備しないといけなくて面倒臭いですが……。少なくとも、ネットで「不妊治療 助成金(お住まいの地域)」で検索すれば、申請方法が書かれた自治体ホームページには飛べると思います!

【せいじ】“役所への申請”系が大の苦手でして……。

【先生】まぁ、好きな人はあまりいませんよね……。気をつけていただきたいのは、「領収書を全て保管しておくこと」です。申請には実際に支払った金額や治療内容を証明するために領収書が必要です。さらに、助成金とはまた別ですが、確定申告の際の医療費控除を申請する場合も領収書がないと計算もできないので、不妊治療をしはじめたら「治療費計算のために領収書は必ず取っておく」と覚えておいてください。

不妊治療は経済的負担が大きいので、可能な範囲で助成金や医療費控除は活用した方がいいですね!

ポイント
助成金については自治体ホームページなどで確認する

申請に関しての豆知識としては、
もし領収書をなくしても、病院の証明書があれば
申請ができることもある点です。
焦らずに申請窓口に相談してみてください。
また、申請には保険証のコピーが必要ですが、
治療中に保険証の切り替えがある場合は、
切り替え前に保険証のコピーを取っておくと申請がスムーズに進みます。

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