穀雨の時期に多い「思い悩み」症状の対処法
「タイプ別・思い悩みの原因」
この時期は心身の疲れがピークになることで、ココロとカラダのバランスをくずしやすくなります。東洋医学では「心身一如」といわれるように、ココロとカラダはつながっているという考えから、ふだん以上に些細なことでも不安になり、何かと思い悩みやすくなります。そのため、心身のバランスを整えてココロを落ち着かせ、安定させることが大切です。
一生懸命頑張りすぎでいる頑張り屋さんタイプの人は、カラダが硬いために、水分代謝をはじめとした循環がうまくいっていません。まずは、筋肉を緩め、カラダを動かして調子を整えながらココロの状態をコントロールしましょう。次に、生活リズムが乱れることによっておこる生活習慣タイプの人は、食習慣が悪いためココロをコントロールするセロトニンなどの神経伝達物質の材料を食事から摂取できず、バランスが取れない可能性が考えられます。バランスをよくするためにも、食事の内容を見直す必要があります。
最後に年齢による加齢タイプの人は、体力の低下が疲れを招き、思い悩みやすい状態になる傾向に。体力をつけることで、ココロとカラダのバランスを整えましょう。
「タイプ別・思い悩みの対処法」
頑張り屋さんタイプは、カラダが硬いために全身の循環が滞っている可能性が大。循環を良くするためにも一定リズムで歩くことが大切です。とくに歩行のリズムはとても重要。平均的な歩行速度は1分間に100ビートといわれていますが、ココロを落ち着けるには90~80ビートの比較的ゆっくりとしたリズムが良いでしょう。ゆっくりとしたリズムで1日15~30分ほど、日光を浴びながら歩いてみましょう。
生活習慣タイプの人は、食事の偏りが原因。ココロの状態をコントロールしているセロトニンという神経伝達物質は、トリプトファンと呼ばれる豆類や鶏肉などに含まれている成分。これらの食材をふんだんに取ることが大切です。また、セロトニンの合成にはトリプトファンの摂取に加えて、合成を促進するビタミンB6(ニンニク、ショウガなど)、炭水化物(果物、イモ類など)の摂取と、太陽の光に当たることが重要です。