▼数字で考える思考力が身につく9冊
▼初級
『意外と分かっていない人のための会社のお金の常識41』吉澤 大
「これはなぜこの値段なのだろう?といった日常生活の疑問をベースに、社会の仕組みを数字で理解できます」●ディスカヴァー・トゥエンティワン/1100円
『決算書「分析」超入門2018』佐伯良隆
「その企業の体の大きさは? 筋力は? 血液(お金)は十分?というように、決算の数字を人間の体や体調に置き換えて解説してくれる本です」●朝日新聞出版/1100円
『稲盛和夫の実学 経営と会計』稲盛和夫
「京セラの創業者にして、JAL再生の立役者である稲盛和夫氏による企業経営のための会計学。数字管理の重要性が身に染みます」●日経ビジネス人文庫/524円
▼中級
『決算書を読みこなして経営分析ができる本』高下淳子
「カリスマ講師の、図解を使った経営分析本。決算書から企業の健康状態を診断する方法を身につけたい方に」●日本実業出版社/1400円
『儲かる会社と儲からない会社の違い』関根 威、野本理恵
「利益はいくら欲しい? そこから逆算し売上目標を設定する“逆算経営”という発想が、数字力をさらに鍛えます」●幻冬舎/1200円
『変化にびくともしない「財務アタマ」経営』西浦道明
「数字からみた『いい会社』とはどんな会社? 財務の知識を戦略に結び付ける16の思考力と会社を粘り強い財務体質にしていくための方法が学べます」●かんき出版/1400円
▼上級
『[図解]「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書』小宮一慶
「ワンランク上の経営分析を学びたい人に。上場企業において重要な経営指標『ROE』についてしっかり学べます」●PHP研究所/1400円
『[決定版]ほんとうにわかる管理会計&戦略会計』高田直芳
「経営に役立てるための管理会計の考え方と、それを未来志向の“戦略会計”へと発展させるための視点が身につきます」●PHP研究所/3600円
『KPIで必ず成果を出す目標達成の技術』大工舎 宏、井田智絵
「経営成果を確実に生み出すための業績管理・評価の指標となるKPIの活用術は現場と経営の連携に役立ちます」●日本能率協会マネジメントセンター/2300円
北村信貴子
アタックス取締役執行役員
中小企業診断士。長年、人事制度に関するコンサルティングに従事。経理簿記入門から管理職のマネジメント強化、女性リーダーの育成等の講師実績が多数ある。https://www.attax.co.jp/