がん患者へのヤジを許す安倍総裁のおごり 問題議員に口頭注意だけでいいのか

そろそろ「安倍1強」に幕を引くべきではないか

毎日社説は自民党の処分の軽さについて、次のように指摘する。

「穴見議員は『不快な思いを与えたとすれば、心からの反省と共に深くおわびする』とのコメントを出した。人ごとのようで誠意が感じられないにもかかわらず、高鳥修一委員長は口頭で厳重注意しただけだ」
「招いたゲストに威圧的なことばを浴びせた穴見議員の非礼は委員会の権威も汚した。その程度の処分で済まされるなら国会の権威にもかかわる。懲罰に値する事案だ」

加計学園の獣医学部新設をめぐる疑惑や、森友学園の国有地払い下げにからむ疑惑も、その元凶は安倍政権の「1強」にある。極端にいえば、安倍政権は多少羽目を外しても、内閣支持率は下がらないと高をくくっている。つまりは国民を見くびっているのだ。

今年9月には自民党の総裁選挙が実施される。そこで安倍首相に代わる人物が、自民党総裁に就いて新しい首相になるべきだろう。そろそろ「安倍1強」の政治は、幕を下ろしたほうがいいと思う。政治には、引き際が大切だ。新体制でわたしたち庶民のサイドから政治を進めてほしい。

与党自民党には党利党略を越え、その点を真剣に考えてほしい。