良く見られるために、あなたがすべきことは何か

人を評価する。皆さんも日々経験しているはずです。管理職の人なら、査定の際に部下を評価していることでしょう。さて、その際に、相手のどこを見て評価していますか?

当たり前のことを聞くなとお叱りの声が飛んできそうですが、日々の業績であったり、その期間に得たスキルだったり目に見える、つまりデータや数字、事実などで可視化された部分を中心に見ていることでしょう。ただ、それだけで評価しているという人はいないはずです。日々の勤務態度や周囲への影響、仕事への姿勢などの、数字や事実などで可視化されにくい、言うなれば評価の仕方によってはバラツキが出てしまう物差しでも評価しているはずです。

こう書くとピンと来る人も多いと思いますが、人によってまちまちになってしまう、曖昧なメジャーで測っているということは、例えば、好き嫌いのような要素で、恣意性が出てしまうということを意味します。自分はそういうことをしないのだと声高らかに宣言したとしても、あなたを評価する人が好き嫌いばかりで判断してしまう人なら、目も当てられない結果が待っているのです。

そういうことが起こらない仕組みを作るべきだという正論はもっともな話なのですが、それはここでは述べません。大切なことは、もっとすぐに皆さんが取るべき、現実的、かつ、即効性のある対応は何かを、きちんと理解しておくことです。それは“良く見られる”ように振る舞うこと。ただこれだけです。