【2.雑談】二度とないこの機会を活かしきる
●星野リゾート 社長室・橋本育江さん

弊社では、社長秘書は1人体制・1年限定という独自のシステムがあります。星野からは「良いチームをつくっていこう」と言葉をかけてもらい、常に「今しかない」という思いで取り組んでいます。

星野は国内外の視察に出ることが多く、私はそのほぼすべてに同行しているので、個別に社外の方とお話しする機会も多いです。1年限定なので、複数回お会いできることは少なく、毎回毎回、今にかける、そんな思いです。お話しするときは、相手の方に少しでも会社のことを知っていただけるよう、意識します。また、会話の中で弊社の話題が出たときには、先方の率直な意見を星野に伝えるようにしています。

移動時間など星野と雑談することも多く、自身の家族や趣味などの話もよくしますし、社員が何でも話したくなるような雰囲気があり、時にはプライベート面のアドバイスをもらうこともあるんですよ(笑)。

【写真左】星野リゾート 社長室・橋本育江さん/2006年入社後、サービススタッフなどを経て、ブライダル広告、企画開発ユニットを経験。2014年12月から現職。秘書の必須条件は社長の趣味であるスキーができること。2015年は語学力も重視された。【写真右】星野リゾートの施設紹介が詰まったパンフレット。雑談のときにも活躍。
【雑談の気配り3つのポイント】

●会社を知ってもらう
パーティーなど人が集まる席では、会社を知ってもらうため、雑談の中から相手の旅行ニーズを引き出して、お薦めの施設を紹介することも。
●思いは素直に伝える
誰に対しても素直に話すのが基本姿勢。社外の方からは独自の秘書システムについて聞かれることも多く、感想を包み隠さずお伝えします。
●上司のモードに合わせる
上司が仕事モードかリラックスモードかを見極めて話題を選びます。リラックスタイムに仕事を進めようとして失敗して以来、切り替えを重視。