答えられない場合、困った質問はどうするか?

とはいえ、とっさに答えられない質問ももちろんありますね。この場合のさばき方もいくつかのテクニックを知っておけば恐るるに足らずです。

(1)質問の意図を確認しながら回答を考える

質問を再度繰り返したり、別の言い方をして意図を確認し、その間に回答を考えます。「確認させてください」。「質問を整理させてください。今おっしゃったのはXXXということでしょうか? それとも……」と言いながら、回答を考えます。

(2)他の人に振ってみる

(1)をやっても回答が思い浮かばない場合には、他の参加者に「皆さんはどうですか?」などと聞いて反応をみます。また自社や同じチームのメンバーが同席している場合には「○○さん、どうですか?」と振ってみて、上手く答えてくれればよしとし、答えが的はずれだった場合には、それを修正したり補足していきます。

(3)宿題にする

(1)でも(2)でも答えられない場合には、無理やり話しても逆効果ですので、正直に「この質問は宿題とさせてください。○日までに回答いたします」と持ち帰りましょう。その期日より前に回答することで誠意を見せるとよいでしょう。

(1)~(3)をやってみても相手が納得していない場合には、プレゼンテーション終了後に個別に話すなどフォローしましょう。質問そのものに答えられなくても、誠意を持って伝えようとしているという姿勢を評価してもらえるからです。