飲茶セットで堪能する陳料理長の世界

1皿目はワゴンからの飲茶。6種類から一つを選べる。この日は、左上から時計回りに、湯葉巻き、腸粉、鮭のアラの黒豆ソース、海老シュウマイ、もち米シュウマイ。

2皿目は北京ダック バーガースタイル。ふわふわのパオに自分で挟んで仕上げるのも楽しい。揚げた春巻の皮を砕いたものが、カリカリといいアクセントに。

3皿目の点心は、写真の4種類から一つをチョイス。一番人気は、右奥の海老春巻きガーリック風味とか。他は、手前から揚げもち餃子、ニラ入り焼き饅頭、大根もち。

4皿目。特製餃子入りスープ。具だくさんの餃子もおいしいけれど、なんといっても、極上の上湯スープが美味!

5皿目は本日の中国野菜。千葉の契約農家から届く新鮮な野菜を調理する。今回はカイランの塩炒め。オイスターソースを添えて。

6皿目の小龍包。薄皮に包まれたたっぷりのスープにうっとり。お腹もかなり満腹に近づいてきた。

〆の一品は、本日の焼き物とチャーシューのせご飯(写真上)。さまざまな焼味(焼き物)のおいしさも「龍天門」の自慢の一つ。カリカリサクサクの豚バラ肉は必食だ。デザートは3品からチョイス。手前は愛らしいマンゴープリン、左手のアボカドソースがけアイスの下は、タピオカとあずきが潜んでいて、ものすごいボリューム!

広東料理 龍天門
東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京 2階
レストラン総合予約センター/03-5423-7787
ランチ/11:30~15:00(平日)、11:30~16:30(土日祝)
ディナー/17:30~21:30

写真で紹介した飲茶セット(ランチのみ、20セット限定)は7000円(税、サ込み)。前菜に飲茶ワゴン、スープ、一品料理、ご飯、デザートがついたランチセットは4200円。全席禁煙。個室料金は1室(2~10名)7130円(ランチ時の価格。ディナー時は11880円)。
鹿野真砂美

ライター。旅行誌などの編集を経てフリー。大好きな食の分野を中心に活動中。dancyu誌での執筆は1998年から。合間で6年ほど編集部にも在籍し、さまざまな食の記事を手がけた。レシピ本の制作にも携わり、最近では「銀座 マルディ グラのストウブ・レシピ」(世界文化社)の文・構成を担当。おいしいものをつくること、食べることが生きがい。
 

撮影=石井雄司