バリキャリ女子は、初めから選ばれた人だと思っていませんか? でも多くは、めげたり迷ったりしながら、結果的にキャリアアップを図った人ばかり。その実例をお伝えします。

2008年から社会貢献活動の専任となった筒井優子さん。以前はお客様相談室のマネジャーだった。

P&Gジャパン 広報渉外本部シニアスーパーバイザー 筒井優子さん「縁あって、京都迎賓館を手掛けた工務店の棟りょうにつくってもらった本格的な茶室です(2P目写真)」

「学生時代も消費者問題の研究をしていて、商品販売後の企業の責任の重要性を感じていました」

それだけに、仕事には意欲的に取り組んだ。標準作業手順を確立して質の向上を図ったり、お客さまからの声をいち早く経営に報告するシステムを立ち上げた。各ブランドマネジャーからも高い評価を受けたという。

キャリアを見直すきっかけは、プライベートでの転機にあった。さまざまないきさつで自宅マンションに茶室をつくることになり、昔から続けていたお茶に、深く取り組みたいと思い始める。一度マネジャー職を辞し、広報部に異動。社会貢献活動の担当となった。