1カ月分の仕事もおおまかに予想

日曜の夜にはスケジュール帳を見ながら、その先1週間のイメージトレーニングをするという。そして毎朝必ずやっているのは、チーム全員と他部署の関係者のスケジュール確認だ。

「全社員がOutlookに予定を入力していて、誰でもそれを閲覧できるようになっています。たとえば『一番搾り』の取材が入ったら、担当者の空き時間を自分のPCですぐ確認できる。これでかなり効率化されています」

どんな仕事でも「即時対応が鉄則」と言う木戸さん。日曜夜のイメトレと、ツールの賢い活用で、慌ただしい毎日を軽やかに乗り切っている。

■木戸さんの1週間

【平日】
・朝一番に、社内共有のOutlookで関係者の予定を確認
・ビールを扱っているため夜の会食は多めで、週に2~3回。残業にならないよう・前後の日で仕事を調整
・会食でどんなに遅くなっても、翌朝は5時に起床!
・出勤前にゆっくり朝食をとりながら1日の予定を組み立てる
【土曜日】
・休みの日でも朝は5時起床。必ず午前中にヨガに行って、1週間分の疲れとストレスを汗とともに流す
【日曜日】
・寝る前にスケジュール帳を見ながらその先1週間の仕事のダンドリをする。むこう1カ月の仕事の山場に合わせて前後の予定を組み立てる

■時間管理の鉄則3カ条

1. 日曜夜にスケジュール帳を見てイメージトレーニング
2. 急な仕事に対応できるよう空き時間を予めつくっておく
3. 社内共有Outlookで関係者のスケジュールを把握

木戸幸子
キリンビール入社、静岡支社で営業を担当。12年秋から現職。「これまでに一般女性の5倍は走ってきた」と言うほど、小学生のころからバリバリの体育会系。はつらつとした笑顔とパワフルな仕事ぶりは、社内外で高く評価されている。

撮影=工藤睦子