無理が続くと体の回復が追いつかなくなる
では、この警報を無視し続けたらどうなるでしょうか。
強い負荷や睡眠不足が続くと、炎症反応が高まる場合があります。
炎症が長く続けば、体の組織の機能に悪影響を及ぼすこともあります。
こうした状態では、エネルギー源であるATPを作るミトコンドリアの機能への影響も考えられます。
ただし、こうしたしくみが「休んでも疲れが取れない」人全員に当てはまるわけではありません。長引く疲労には、病気や睡眠不足など、さまざまな原因があります。
そしてその状態のまま無理を続けると、過労や睡眠障害、メンタルヘルスの悪化、事故などにつながるおそれがあります。
疲労感は「弱さの表れ」ではなく、体を守るための大切なシグナルだと捉えましょう。
そう認識することが、正しい疲労対策の出発点です。そのシグナルを無視することこそが、あなたの健康を害する大きなリスクのひとつになるのです。
一時的に疲労感を抑えて無理を続ける習慣は、十分な休息を妨げ、心身の不調につながるおそれがあります。ただし、マスキングが特定の感染症や慢性疲労症候群を直接引き起こすと証明されているわけではありません。
繰り返しになりますが、「疲れを感じない」ことだけで元気だと判断せず、睡眠や休息が足りているか、生活に支障が出ていないかも確認することが大切です。
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