ドリンクバーの儲けの仕組み
セルフサービスで、好きなドリンクを何杯でもお代わりできる「ドリンクバー」。今では、大半のファミレスチェーン店が、このシステムを導入しています。
しかし、不思議なのは、その儲けのカラクリ。300〜400円程度の値段で、飲み放題にして、利益は出ているのでしょうか?
十分に利益は出ています。ドリンクバーの1杯当たりの平均原価は10円強程度。仮に300円のドリンクバーだとすると、20杯飲んでも、お客にしてみればまだモトは取れないのです。
店側からすると、セルフサービスのドリンクバーには接客の必要がないため、人件費をおさえることができます。つまり、ドリンクバーは、お客にお得感をアピールできるうえ、コストを削れるという、ファミレスにとってはダブルでおいしいシステムなのです。
ハンバーガー単品では十分な儲けは出ない
ハンバーガー店で、ハンバーガーを注文すると、「こちらのセットは、いかがですか?」とたずねられるもの。ハンバーガー店がセット売りを増やそうとするのは、ハンバーガー単品では十分な儲けが出ないからです。
ショップによって違いはあるものの、ハンバーガーは1個500円で売っても、儲けはあまり出ません。食材原価、人件費、包装代が高騰し、家賃も上がり、光熱費もかかっています。
今や、ハンバーガーショップにとって、ハンバーガーは客寄せの目玉商品的な存在といえます。ハンバーガーショップで、ハンバーガーだけを買う客は少数派なので、ハンバーガーを目玉にして、ポテトや飲み物をセット売りして、利益を出すというビジネスモデルになっているのてす。
ドリンク類の利益率が最も高いため、現在、ハンバーガーショップは、個体より液体で稼いでいるといわれています。
そもそも、あるハンバーガーチェーンの商品別シェアを見ると、全体売り上げの45%をハンバーガーが占めているものの、それは数種類あるハンバーガー類の総計で、ひとつの種類ではそれぞれ10%にも達しません。
一方、フライドポテトだけは、それだけで15%を売り上げています。単体では、フライドポテトが最も売れている商品であり、ハンバーガー店はこのフライドポテトとドリンクで利益を上げているのです。
そして、ハンバーガーショップでは、セットの注文を増やすため、単体の値段をわざと高めに設定し、セットを割安に見せています。むろん、お客に「セットを注文したほうが得」と感じさせるためです。


