参加女性のお金のかけ方がスゴイ

エグゼな婚活に参加する女性は、まず見た目からして違う。

美人とか背が高いという生来の見た目とは別に、洋服やバッグ、靴からネイルに至るまで、お金のかけ方が明らかにスゴイのです。

当然でしょう。競争が激しい市場で勝ち抜こうというとき、第一印象で見劣りしては意味がない。たぶん参加女性のほとんどがそう考えるので、1対1でお見合いするとき以上に、「周りに負けまい!」と見た目に磨きがかかる。

さすがに「公務員限定」の婚活は、そこまで派手ではない。

一方で震災後、「高収入より安定を」と考える女性が目に見えて増え、公務員人気がうなぎ昇りなのも確かです。

マナさんのように、どちらかというとおとなしい女性は、露骨に女同士が火花を散らす会場に飛び込んだだけで、気後れしてしまう。

自分の本当の良さをアピールできずに時間切れ、となるケースも少なくないのです。

ではマナさんは、婚活を諦めたほうがいいのか? そうは思いません。理由は2つ。

1つは、彼女は「自分が、自分が」と目立とうとはしないものの、趣味や話題が豊富で、30分ほど話していると、次第に魅力が感じられるタイプだから。

こういう性格の女性は、お見合いよりむしろ、似た価値観の男性が多く集まる婚活パーティで、広く網を張るほうが有利です。

もう1つは(多少の語弊を恐れずに言うと)、マナさんが「売る相手」や「売る市場」を変えれば、すぐに売れるだろう商品だから。