3つのブルーオーシャン市場とは
マナさんをTシャツにたとえれば、ディズニーキャラクターではなく、オシャレなドクロマークのシャツ。個性的でちょっと尖んがった、でもそのテイストが好きな人から見れば、非常に魅力的な存在です。
こういうTシャツを六本木の高級ブティックで売ろうと思っても、まず売れない。東京駅・駅ナカの人気ショップで販売しても、通行人が多い割には、その良さに気づく買い手は少ないかもしれません。
でももし、個性的でちょっと尖んがった人が集まる街、たとえば下北沢や吉祥寺の雑貨店で売り出してみたら……。
このTシャツのテイストに共感して、「僕も欲しい」「売ってくれ」となる男性も、予想以上にいるはずですよね。
ここで再度、「ブルーオーシャン戦略」に立ち返りましょう。
私は12年、拙著『「ゆるオタ君」と結婚しよう!』で、婚活における次の3つのブルーオーシャン市場を提案しました。
1. ゆるオタ君(アイドルオタク、鉄道オタクなど、ゆるいオタク男性)
2. 年の差男性(10歳前後年上、あるいは年下の男性。含:バツイチ、バツニ)
3. 外国人男性
婚活女子の誰もが狙いたがる、「公務員」「高年収男性」といったレッドオーシャン市場に対し、個性的な1~3のような男性は、いわゆるブルーオーシャンです。
私の夫も「1(ゆるオタ君)」寄りの理系男子ですが、このタイプの男性は相対的に見ると、まだ魅力に気づく競合が少ない。
マナさんが既存市場で“血で血を洗う”争いを繰り広げたくなければ、比較的競争がゆるい、1~3のようなマーケットを狙うほうが有利です。