週に1度のメンテナンスで心と体をリセットする

土曜、もしくは日曜の午前を「整える時間」にしています。まず朝8時に自宅から歩いて5分ほどのところにあるピラティス・ヨガのスタジオで、55分間の個人レッスンを受けます。レッスンで汗を流した後、近所のスタバでのんびりコーヒータイム。そのあと、11時ごろから1時間ほどマッサージを受けて帰ります。

ピラティスを始めたのは2年前、私の健康を気遣って大学生の娘が「ママ、もう少し運動しないとダメだよ。一緒に体験に行こう!」と誘ってくれたのがきっかけでした。最初はグループレッスンを受けたのですが、「美代子さん、足が逆でーす」「美代子さん、もう少し伸ばしてくださーい」と、私にばかり指示が飛ぶのです。

皆と一緒だと私がインストラクターを独占してしまうし、かといって放っておかれると手を抜いてしまいそうだと思って、プライベートレッスンのコースを申し込みました。以来、ずっとエデュケーターのAyanoさんと二人三脚で続けています。

ピラティスは言われたとおりにポーズを取るだけではなく、どの部分を動かすことでどこにどんな作用が及ぶのか、メカニズムを理解して行うのが大切だそうです。毎回教わるのですが、1週間経ったら私はすっかり忘れています。そのためなかなか次のステップへ進めず「美代子さん、覚えましょうね」と言われてしまいます。

正直なところ、「指示のとおりに動くだけでも楽しいし、気持ちいいな」と思っていました。ところが、最近ちゃんと動きを覚え、部位を意識してやってみたら、Ayanoさんから「ナイス!」と声をかけてもらえるようになったのです。

同じポーズを取っているはずなのに、意識して動かしているかどうかがわかる。それだけ動きに意味を持たせることが重要なのだと気づきました。とはいえ、効果の違いは自分ではあまり実感できていません。ただ、褒めてもらえるのが嬉しくて、スタジオ通いがますます楽しくなっています。

ピラティスを続けたおかげで、姿勢がよくなったと感じています。ウイークデーは、モニターを見たり書類を読んだり、考えごとをしていると、つい下を向いて縮こまるような姿勢になりがちです。それがクセになってしまうと、見た目の印象もよくありません。週に1度ここへ来て、集中的にメンテナンスすることで、シャキッとした自分が保てていると思います。

ペーパーレス化でも発想一つで文具を広める

キングジムのパーパスは「独創的な商品を開発し、新たな文化の創造をもって社会に貢献する」です。皆がそれぞれにワクワクしながら発想し、新しいものをつくり上げると、やがてそれが文化になる。私はこの理念がとても気に入っています。

弊社を代表する商品に「テプラ」があります。書類をファイルごとに仕分け、ラベルを貼って整理する――。これは日本の職場に根付いた文化の一つだと思います。

世の中の変化とともに、ペーパーレス化が進み、職場でのファイル保管は減りつつあります。皆さんの職場でも、「テプラ」の使用頻度は減っているかもしれません。ですが「テプラ」は、ファイルの背表紙をつくるだけのものではありません。たとえばメッセージを伝える、コミュニケーションツールとして活用している職場があります。

(構成=渡辺一朗 撮影=宇佐美雅浩)

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