ストレスをためずに治療を続ける方法

次に辞めないで治療を継続する方法を検討してみます。今はさまざまな治療法があり、クリニックによってかなり違います。注射も通院しなくていいような「自己注射」がありますし、通院の負担が多い注射を多用しないところもあります。

都会の場合、医師はいくらでもいるので、自分に合うと思う人を選択してください。例えば「治療のために仕事を辞めろ」という医師もいますが、お医者さんは意外と世間知らずです。彼らは専業主婦の奥さんがいる人が多く、「女性は仕事を辞めても困らない」と思い込んでいる人も多いのです。

クリニックや医師との相性が悪い……と思う場合は、病院を変える選択を考えてください。相性は人それぞれなので、「優しく配慮してくれるクリニックがいい」という人もいれば「ビジネスライクなところがいい」という人もいます。買い物をするときのように、情報を集め、実際に行ってみることも重要です。

何よりも大事なのは「ストレス」をためないということです。ストレスは妊娠の大敵ですから。

会社を辞めない場合、それではどうやったら「ストレス」をためず、治療と仕事の両立ができるか考えてみます。

無理なく通える医師に変える(通院に便利な場所も重要です)。そして、部署や仕事を変えるという選択をする人もいます。出張や会議などのはずせない予定が多い管理職から下りた人もいます。ワークライフバランスを求めて転職する人もいます。まったく仕事を辞めてしまうのは、おすすめしませんが、ある程度の「ワークダウン」は選択肢のうちでしょう。