――沢尻さんが演じられた新聞記者・福島美波はどんな女性ですか?
【沢尻】「私が演じた福島美波は、富山で仕事をする前は東京という大都会で志高く、キャリアウーマンとして精力的に仕事をしてきた女性でした。仕事に対して懸命に向き合いすぎた結果、足元をすくわれるようなことがあり富山という地で再出発をします。しかしそこでも信治をはじめ、さまざまな人に関わっていくうちに人間の嫌な部分に触れていきます。自分の心と照らし合わせながら、人間の本質みたいなものを取り戻していく強い女性でした」
――記者という役を演じられてから、何かお感じになられたことは?
【沢尻】「記者という職業は加害者でも被害者でもないどちらにも寄れない立場だと感じました。起こっていることを俯瞰し、見つめていくうちにさまざまな感情を抱きます。でも、記者だからといって自由に発信することはできません。組織の力に抗いながらも自分は社会の一員なんだなと考えさせられる場面もありました。今回の作品を通して、一つの物事も立ち位置によって感じ方がぜんぜん違うということを知れました」
――虚実あふれる情報の中、どのようにして正否を見極めていますか?
【成田】「たとえば、健康法なども新しい正解がどんどん出てきて、この間まで正解とされていたものがひっくり返ることもありますよね。だから、心から信じられるのは自分が信頼している方の言葉や、実際に自分の目で見て感じたことだと思っています」
【沢尻】「私もSNSはよく見ますが、情報で溢れかえっていて『何が本当なんだろう?』と感じることがよくあります。そもそもそういう情報を見てしまう自分もいるので複雑ですが、一歩ひいて、距離を持つことは心掛けています」
鏡に映っているのは「あなた」かもしれない
映画『#拡散』は、特定の誰かを悪者にする物語ではない。誰が被害者で、誰が加害者か明言していない。映画を観た人々が語り合うことで、この映画は完成するのかもしれない。
正義感が暴走しやすい時代だからこそ、一度立ち止まり「自分は無意識のうちに加害者になっていないか?」と問いかける冷静さを持ちたい。そして、SNSに限らず、あふれる情報を取捨選択し、冷静に判断する修練を積む必要がありそうだ。
スタッフ
撮影:小禄慎一郎
成田凌さん
・ヘアメイク:宮本愛(yosine.)
・スタイリスト:カワセ136(afnormal)
・衣装
アイテム/金額(税込)/ブランド/問い合わせ先
セットアップ/¥33,000/ヴィンテージ/モンク 03-6407-8897
ニット/¥20,000/クレプスキュール/オーバーリバー info@overriver.com
その他スタイリスト私物
沢尻エリカさん
・ヘアメイク:冨沢ノボル
・スタイリスト:亘つぐみ@TW
■作品情報
映画『#拡散』
配給: 株式会社ブシロードムーブ
公開日:2026年2月27日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
原案・編集・監督:白金(KING BAI)
脚本:港岳彦
キャスト:成田凌、沢尻エリカ、淵上泰史、山谷花純、赤間麻里子、船ヶ山哲、鈴木志音、DAIKI、MIOKO、高山孟久ほか
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【応募条件】プレジデントオンライン会員
【応募締切】2026年3月29日(日)
【応募方法】以下応募フォームにご記入ください。



