日本メーカーも油断できない
2026年後半には、日本の道でも使いやすいコンパクトサイズのATTO 2 DM-iも導入されるようだ。このモデルにはPHEVながら7.8kWhという小容量バッテリー版もあり、その競争力は相当なものになると予想される。
中国自動車市場ではBEVが主流を占めるもののPHEVの存在感も大きく、各社はその技術を競い合っている。PHEVはバッテリーだけでなくガソリンエンジンやハイブリッドシステムの性能も問われる。
ガソリンエンジンとハイブリッドシステムの性能が上がれば、競争力のあるハイブリッド車を作ることも可能となる。ハイブリッド技術で先行する日本メーカーもうかうかしてはいられないのである。
さらに苦境に陥る欧州メーカー
最も危機的な立場に立たされているのは欧州メーカーだ。これからの時代のキーテクノロジーであるBEVでもハイブリッドでも中国メーカーにまったく太刀打ちできないから、欧州はよりいっそう保護主義に向かわざるを得ないだろう。
繰り返しになるが様々なレベルの会社が混在している現状で「中国車」と一括りで見るのは間違いである。
激しい中国市場での競争の中、最後まで生き残っていく中国自動車メーカーのいくつかは日本メーカーが主張していたマルチパスウェイという視点でも世界に通用するメーカーとなっていくと考えるべきだろう。
そしてBYDは、現時点でその最有力候補の1つといえる。なにしろあのトヨタが共同開発先として選んでいるくらいなのだから。

