BYD「シーライオン6」に注目
日本では中国ブランド完成車として唯一BYDが市場参入している。ただし今まで導入された車種はすべてBEVのため、BEV市場がまだきわめて限定的な日本ではその絶対数は非常に少ないのが現状だ(2025年:3742台。前年比68%増)。
しかし2025年12月1日、シーライオン6というモデルが日本に導入されることが発表された。私は今までBYDの新車発表会には一切出席してこなかったが、今回は出席することとした。なぜなら、今回は大いに注目すべきポイントがあったからだ。
今まで日本市場に導入されたBYD車と違い、今回のシーライオン6はプラグインハイブリッド車だ。つまりガソリンエンジンも搭載し、BEVモードのほかハイブリッドモードもあるモデルなのである。
私は以前からBYDのハイブリッドシステムであるDM-iには注目していて、その技術説明も中国からエンジニアを招いて行われるということで、これは行かざるを得ないと思った次第である。
ドイツではBYDの販売台数の4割以上を占める車種
BYDというとBEVというイメージであるが、2024年にはPHEVの生産台数がBEVを超えるほどになっている。
BYDは、EUの高関税にもかかわらずドイツ市場で前年比8倍越えという急成長を遂げているが、2025年の販売台数ではBEVの1万1167台に対し、PHEVは1万2138台と、PHEVのほうが多くなっている。2024年はBEVの2781台に対しPHEVは109台に過ぎなかったのだから、PHEVだけで見れば前年比111倍である。
その中でも、今回日本に導入されたシーライオン6(ドイツでは「SEAL U DM-i」という名で売られている)の売れ行きはすごく、9562台とBYDの販売の4割以上を占めている。
