「介護じゃないからできない」と一度は断ったヘルパーの機転

保雄が少し元気のある日、車椅子に乗せてこのバルコニーに出てみようと思い、訪問介護のヘルパーに手助けを頼んだことがある。

だが、来てくれた若い男性ヘルパーに「これは身体介護ではないのでできない」と断られたのには驚いてしまった。点数で決められている「介護」の範囲は厳しく制限されているんです、と申し訳なさそうにしている。

「ケアマネさんに相談してもらえますか」と言うので、その場で高梨さんに電話した。するとヘルパーと電話を代わるように言われ、彼と少し話をしたあとにもう一度私と代わり、「大丈夫ですよ、サービスの変更をしましょう」と電話を切った。