100人受けたら3人しか合格しなかった旧司法試験

法科大学院を修了した人が受ける司法試験は、従来の司法試験と区別して新司法試験と呼ばれます。それ以前の司法試験(旧司法試験)は、誰でも受験することができました。しかし、新司法試験は、大学を卒業し、さらに法科大学院を修了しなければならなくなりました。第1回目の新司法試験は法科大学院の最初の卒業生が受験した2006年です。

ところで、それ以前の旧司法試験時代をふり返ると、たとえば法科大学院がスタートした2004年には、合格者数は現在とあまり違いのない1500人程度(1483人)でしたが、出願者数は約5万人(4万9991人)でした。合格率はこの年でいえば約3%です。従来から、この合格率の低さが問題とされ、司法試験は最難関の国家試験と言われてきました。

しかし、合格率が低い理由は、合格者数が少ないことと同時に、出願者数が多かったことを意味します。実は、後者が重要で、旧司法試験時代には、司法試験の出願者数は2~3万人で推移し、司法制度改革に伴って実務法曹への関心が高まった2004年(法科大学院制度がスタートした年)には、5万人に達していたのです。